ぺんぎんメモ

プログラミングのメモです。たまに私生活のことや鬱っぽいことを書きます。

2021年8月14日の日記

高校生の頃に Seraphic Blue というゲームをした。
内容は非常に暗く、人の醜い一面が強調されているゲームだった。
このゲームは、僕の人生に大きく影響を与えたと思う。

久しぶりに Seraphic Blue をやってみたいと思ったが、今は手元に Mac しかないので、ニコニコ動画にある実況プレイ動画を見ることにした。すると、Seraphic Blue の冒頭に出てくる本『クナースワース』の元ネタが『ショーシャンクの空に』という映画だとわかった。今契約している動画配信サービスは U-NEXT と Hulu の2つ。U-NEXT にあったので視聴した。

主人公が物凄くかっこよかった。
以下ネタバレ。

ストーリーについて要約すると、主人公は銀行員で、妻殺しの冤罪で刑務所に入れられる。入れられた後は、銀行員の頃の知識を使って刑務所内での居場所を確立していく。所長が裏で行っているお金周りの犯罪行為にも協力しており、刑務所長にとって彼は必要不可欠な存在となっていた。

主人公が刑務所に入れられてから十数年が経った頃、妻殺しの真犯人が別の刑務所に入れられていることを主人公は知る。これは刑務所内を転々としている人から聞いた情報であり、その人は真犯人から直接話を聞いたものの、信頼性は低かった。しかしこの情報をうまく利用することで刑務所から出られると踏んだ主人公は、所長にこのことを話す。しかし、所長は主人公の意見を聞き入れなかった。主人公が刑務所からいなくなるとお金周りの犯罪行為ができなくなるからである。その後、真犯人の情報を持つ人が所長の差し金によって殺されてしまった。

主人公は賢く、刑務所に入れられたときから脱獄の準備を始めていた。非常に小さいハンマーを使って19年間穴を掘り続け、ついに脱獄の経路を確立する。そこで真犯人の存在と所長の差し金による殺人という2つの大きな出来事が発生したため、主人公は脱獄を実行に移し成功させる。

主人公は19年の間に様々な人に出会う。その中に、刑務所内の図書館の司書として働いている人がいた。彼は50年間刑務所にいて、43年間ほど図書館の司書として刑務所内での居場所を確立していた。彼の働きが認められたのか、それとも刑務所にとって不要となったのかはわからないけれど、彼は仮釈放が認められた。仮釈放時は住居と仕事を与えられ、とりあえず生活していける環境は整っていた。しかし彼は自殺した。刑務所の外に自分の居場所はなかったからだろうか。

ここからは Seraphic Blue のネタバレも含む。

Seraphic Blue の主人公の彼女?であるヴェーネは、この図書館司書の人生がそのまま当てはまる。ヴェーネは使命によって生み出された存在であり、その使命が終わった後は用済みとなる。実際には、使命を果たすまでに様々な人に出会っており、その人々にとっては多少なりとも必要な存在になっていたと思う。けれど彼女は自殺の道を選んだ。旅の途中で主人公や夫を失ったことが大きく影響しているんだと思う。

「主人公がかっこよかった」から、いつの間にか Seraphic Blue の話になっていた。やっぱり僕はお喋りだ。プログラマとして毎日黙々と作業しているのが嘘に思えるくらい。

映画の感想

人は多分、希望を失ったときに自殺をするものなんだと思う。今の僕の希望はなんだろう?実際のところ特にない。とにかく勉強して時間あたりに得られるお金を増やすよう多少意識しているだけで、それ以上は何も考えていない。

うっすらとは将来のことを考えている。山の奥か景色のいいところか、それとも海外か、そういったところに住みたい。夜に外に出ると満点の星空が広がっているといい。散歩するときはアニメに出てくるような道で散歩したい。妻がいればそれだけでいい。動物も子供も要らない。ただ、CLANNAD を見ると子供も欲しいと思ったりもする。

おそらく、こういった夢は歳を取るにつれて徐々に失われていくのだろう。そして、最終的には希望がなくなり自殺を考えることになる。今の僕は瀬戸際なのかもしれない。お金についても将来のパートナーについても、今がラストチャンスなのかもしれない。

そういえば、『ショーシャンクの空に』の主人公が脱獄をしているときに下水管を通ったのだけど、下水管がどういうものかわからなかったので調べてみた。すると、トイレや洗面器から流れ出る汚水などが通る管だということがわかった。物凄く身近にあるものなのに、今までその存在をしっかりと知ることはなかった。映画を見ることで、こういった周辺の知識を得るきっかけが得られる。やっぱり映画を見ることはいいことだと思う。これを毎日続けていれば、様々な知識が自然と得られるんだと思う。